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松谷塗料店研究会 第1回 塗膜試験方法
塗装後のトラブルとしてよく問題になる事のひとつに塗膜が剥がれるという事があります。
原因は様々ですが、選定された塗料の付着力限界と結論ずける場合、塗料の付着力を調べる必要があります。そういった時テストされる方法が、実際と同じ素材に実際と同じ塗装仕様で塗装しクロスカットを行い、センロハンテープを貼り付け一定の力で剥離し、塗膜の状態を観察する碁盤目テープ法が低コストで便利です。
但し、精度という面では人的要素が大きい為劣ることがありえます。

ロスカット用のガイドです。スリットの間にカッターの刃を入れることにより2mm間隔のカットが11本(横)入ります。ガイドを90度回転することで(縦)11本が入り碁盤目(100目)が完成します。
実際のテストピースの状態では、様々な状態の物が一目で理解できます。
ここで、あるアルミ素材においてプライマー5商品においてテストした結果を示します。独自に碁盤目の100を満点とし、かけがある場合-1とする減点方式の結果です。上塗りは固定として常温乾燥型の2液純ウレタンです。
| A |
B |
C |
D |
E |
| 100 |
98.5 |
98 |
65 |
0 |
A〜Eの品目はA〜Dは一液のエポキシ系の自己反応型プライマー、Eは二液の短暴型のエッチングプライマーです。また、Bは環境配慮型で重金属は含まれない商品です。
E商品が劣っているように思えるのですがこれは、メーカー仕様で塗装間隔が20℃時4時間以上24時間以内とあるのに対し塗り重ねを23℃ 10分としているためだと思われます。
私自身、この試験で感じたのですが2液だから優れているとか環境対応型であるから従来製品より劣るといった事は簡単に判断すべきでないと思います。
むしろ、個々の塗料の性質を見極めそれに即した塗装工程で施工すべきであると思います。