塗装用語集【あ行】
【あ】
圧送式スプレーガンとは、(アッソウシキスプレーガン)
圧送式スプレーガンとは、塗料供給を加圧タンク等で塗料を加圧して供給するスプレーガン
アルデヒドとは
アルデヒドとは、アルデヒド基−CHOをもつ化合物の総称。車の排気ガス、煙草の煙などのにも含まれ、光化学スモッグの原因になると言われている。ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどがある。特にホルムアルデヒドは室内環境汚染の原因とされる。
アンダーコートとは、
アンダーコートとは、トップコート(上塗り)に対して、プラサフなどの下塗塗料または下塗塗膜をいう。そのほか、防錆、防音、防水のために車両のホイールハウス内面に塗装する塗料も、アンダーコートとよばれる。
【い】
イソシアネート基とは、(イソシアネートキ)
イソシアネート基とは、イソシアン基エステルに含まれる一価の原子団で-N=C=Oの構造を持つ。この基はアルコール類・アミン類のような活性水素を含む化合物と容易に反応し、ウレタン結合を生ずる。
ウレタン樹脂塗料の硬化剤には、イソシアネート基が含まれている。
糸状錆とは、(イトジョウサビ)
糸状錆とは、塗膜の下でカビの様に糸状に発生した錆
糸引きとは、(イトヒキ)
糸引きとは、吹付けた塗料が微粒化せずスプレーガンから糸状に出る事。粘度の高い塗料の場合に発生しやすい。
色あしとは、(イロアシ)
色あしとは、原色塗料を白またはメタリックベースでうすめた時の色合いをいう。赤あし・黄あし・青あしがあるなどという。
色浮きとは、(イロウキ)
色浮きとは、塗膜の色が上層と下層で不均一になる現象。顔料の比重が異なることが主原因。色のノボリともいう。
色ぎめとは、(本ぶき)(イロギメ)
色ぎめとは、上塗りの塗装時に色が決まる(下地が完全に隠ぺいされる)まで塗装するスプレー作業の事。
色味とは、(イロミ)
色味とは、色相や色の感じ方のわずかな違いを表現する言葉。
赤味・緑味・黄味・青味などという。
色分れとは、(イロワカレ)
色分れとは、顔料の分散が悪く、塗膜に色ムラを生じること。
浮きまだら、色ムラともいう。
隠蔽力とは、(インペイリョク)
隠蔽力とは、塗膜が下地の色を覆い隠して見えなくする性能。慣用的には、”色のトマリ”色のカブリ”ともいう。
【う】
ウエスとは、
ウエスとは、塗装時に塗料をふき取ったり、用具を洗浄するのに用いる木綿クズ・ボロ布をいう。キムタオル等の紙ウエスもある。
ウエット・オン・ウエットとは、
ウエット・オン・ウエットとは、追っかけ塗り、ダブル塗りとも言う。
塗料を塗りこんで(スプレー塗り)しばらく放置(セッティング)して、溶剤分をほぼ揮発させたのち、追っかけてもう一度塗料を塗り込む方法で厚い塗膜が得られる。自動車の塗装ではこの方法が多用されている。
ウエットコートとは、
ウエットコートとは、吹き付け塗りした塗膜が溶剤を含んで流展し、水でぬれたような、滑らかな塗膜になるように塗装する事。
ウォータースポットとは、
ウォータースポットとは、乾燥不足や耐水性の悪い塗膜に水がかかり、斑点が生じる現象。
上乾きとは、(ウワガワキ)
上乾きとは、塗膜の上層だけが乾燥状態になり、下層は軟らかく粘着性があって未乾燥の状態になっていること。
油性塗料を厚く塗ったときなどに生じる。
【え】
エアーコンプレッサーとは、
エアーコンプレッサーとは、空気圧縮機。エアースプレーやエアー工具用の圧縮空気を作る機械で、使用中、常に3〜5kg/cm×cmの空気圧が維持できるだけの性能を持つ事が必要。
エアーサンダーとは、
エアーサンダーとは、圧縮空気を動力源とした研磨機。空気圧は4〜5kg/cm×cm。水研ぎに使用しても漏電の心配がない。
エアースプレーとは、
エアースプレーとは、圧縮空気によって、塗料を霧状に噴出させて塗装する方法。乾燥の速いラッカーの塗装方法として発達した。能率がよく、均一な塗面が得られるが、オーバースプレーによる塗装のロスが多く、排気ブースを必要とする。
エアーダスターとは、
エアーダスターとは、圧縮空気を噴出させて、塗装面のゴミ・ホコリを吹き飛ばしたり、水研ぎ後の水切り乾燥などに行う作業のこと。
エアートランスフォーマーとは、
エアートランスフォーマーとは、圧縮空気の圧力を調整し、同時に水分・油分などを分離、除去する器具。エアースプレーの場合コンプレッサーとスプレーガンの中間に設置する。
エアードライヤーとは、
エアードライヤーとは、除湿機。圧縮空気中の水分を取り除くもので、エアーコンプレッサーとエアートランスフォーマーの中間に設置される。
エアーブローとは、
エアーブローとは、塗装後、塗面にエアースプレーで圧縮空気を軽く吹き付けて、指触乾燥を早めること。金属面処理後の湯洗いの水滴や水研ぎ後の水分を除去するときにも行う。
NAD塗料とは、(エヌエーディトリョウ)
NAD塗料とは、非水分散塗料の略。水以外の溶媒中(炭化水素系溶剤など)にポリマー粒子(アクリル樹脂など)を分散させた塗料。高固形分、低粘度で厚塗りができ、また溶剤による大気汚染公害も少ない。自動車のメタリック仕上げ用塗料として、使用されている。
NBS単位とは、(エヌビイエスタンイ)
NBS単位とは、米国の国家標準規格局の規定した色差の単位
0.0〜0.5 きわめてわずか 0.5〜1.5 わずか
1.5〜3.0 かなり 3.0〜6.0 はっきり
6.0〜12.0 大いに 12.0以上 すこぶる大
F/F値とは、(エフエフチ)
F/F値とは、メタリックベースのハイライト(正面)とシェード(すかし)を多方向測色計などで測定したときのL値の差をF/F値という。差が大きいほど、正面とすかしの変化が大きい。
MIOとは、(エムアイオー)
MIOとは、六角形の結晶構造をも酸化鉄顔料。厚みがアルミ顔料(メタリック)の約10倍と大きいので側面(断面)でも光が反射する。表面が非常に滑らかで反射光が強く、ダイヤモンドのように立体的で強い輝きがある。
演色性とは、(エンショクセイ)
演色性とは、証明による物体色の見え方をいう。同じ色を昼光で見たときと、白熱灯や蛍光灯の光のもとで見たときに、色がかなり違って見えることをいう。
遠赤外線とは、(エンセキガイセン)
遠赤外線とは、赤外線とは日光や高温の物体から出る強い熱作用を持った放射線で、波長0.75〜1000μmまでのものを言うが、この中で3.5μm以上のものが遠赤外線と呼ばれる。遠赤外線乾燥設備は、この遠赤外線のもつエネルギーを利用したものである。
【お】
黄変とは、(オウヘン)
黄変とは、塗膜が紫外線などの作用で、黄色に変色すること。